狩勝線 - 3.『狩勝隧道(落合側)』

落合駅-狩勝信号場-狩勝隧道-新内隧道-大カーブ築堤-新内駅-狩勝ポッポの道

やっと狩勝隧道…
落合から狩勝ポッポの道起点まで、旧線を辿った様子を載せていくつもりが、
いろいろあってなかなか更新出来てません。

この狩勝隧道は、狩勝信号場からすぐにありました。

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1901(明治34)年着工、1905(明治38)年完成のトンネル。


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蒸気機関車の排煙で煤けたトンネル内は、
崩落した煉瓦、壁面の苔により派手な色彩を放つ。


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かつて緑のシートが被せられていたものの名残り。
現在はトンネル内に鉄柵が設けられ、内部は立入禁止となっている。


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トンネルの上から見ると、真っ直ぐ伸びているのが本線、
砂利道はスイッチバックの折り返し線、という位置関係が見て取れる。
…多分ですけど。自信なし。



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ちなみに こちらの記事 、最後の写真は私です。いつの間にか撮られていたようでw
長袖にカーゴ・長靴を履いただけのお気楽スタイルで自転車に乗って来ました。

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狩勝線 - 4.『狩勝隧道(新得側)とハエタタキ』

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狩勝隧道の新得側。


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覗き込むとトンネル内で煉瓦が崩れているのが見える。


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全長954mの狩勝トンネル。
枕木の数ほど犠牲者が出たと言われる狩勝隧道だが、
常紋トンネルのようなオカルト話はあまり聞かない…知らないだけ??


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鉄道用の通信設備、通信・通話用ケーブルを繋ぐ電柱、
通称『はえたたき』。
見た目もはえたたき。

複合ケーブルすら無かった時代(被覆なしの裸線?)、
ひとつの通信拠点ごとに単線ケーブルを敷いていたらしく、
技術的に束ねられなかったからこんな形状になったようだ。
路線の規模が大きいほど通信線が多く必要になり電線を張るための横板が増え、
はえたたきも大きなものとなるらしい。

この『はえたたき』、初めて見たのは去年。
幌内神社のものだったが、それまで存在すら知らなかった。


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で、こういうのは珍しいものだとばかり思っていたが、
狩勝隧道(新得側)から新内隧道にかけて、このように大量にあり。


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ここまであると有り難味は薄れるが、
いろいろな状態のはえたたきを見ることが出来るのはなかなかだ。


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はえたたきの向こうに、新内隧道が見える。



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狩勝線 - 5.『新内隧道』

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新内隧道の落合側。
954メートルの狩勝隧道に対して
こちらは124メートルと小さいトンネルではあるが、
見応えではこちらの方が上だろうか。


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新得側には冒頭の看板も設置され、
更に、内部には面白いものがあった。

…が、その前にこの坑口のデザイン。

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凝った造りが当時のままに遺っており、
色合いも素敵としか言い様が無いほどに
味のあるトンネルである。

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数メートル先ですぐに土砂で塞がれているが、
手前には先程述べた面白いもの=ヒカリゴケがある。
去年は根室でも見たし、知床以外でも結構あるようだ。

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ヒカリゴケ、今回は 根室のとき よりも光ってる感じに撮れた。
光る姿は美しいというか…所詮苔だし、
珍しい・不思議という感情のほうが大きいかな~
とか言って何枚も写真を撮ってきてたりして。
そう言えば廃モノに関しても、
あまり美しいとか綺麗とかの感情より…
煤で汚れた天井や苔のついた壁、
壊れかけた人工建造物はむしろ汚いし気持ち悪いものだが、
そういうのが好きなんだろうなあと自己分析。


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狩勝線 - 6.『狩勝ポッポの道起点』

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官設鉄道十勝線(旧狩勝線)大カーブ。

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急勾配の狩勝峠を越えるため、
落合から新得までは先頭で引く機関車に加え最後尾から押す機関車を連結していた。
当時の記憶が残る方のお話によると、この大カーブで前後の機関車が見えたそうだ。


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狩勝ポッポの道終点、新内駅。
当時のホームが残り、SLが展示されていた。
周辺が鉄道公園のように整備され、意外と多くの人で賑わっていた廃駅。

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案内看板
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狩勝ポッポの道は、
1979(昭和54)年まで狩勝実験線として活用された線路跡に作られた。
歩行者・自転車・乗馬用の道路なので、車での走行は出来ない。

看板にある「バッタ塚」が気になったので調べてみると、
明治の開拓使時代、新得町で大発生したトノサマバッタを駆除し埋めた跡とのこと。
狩勝線とは直接関係は無いが、思わぬところで歴史を知ることが出来た。
…が、時間に余裕が無かったのでバッタ塚や各橋梁などは見れなかった。


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唯一見たのがこの無線鉄塔。
実験線を運用していた時代に無線で操縦するため使用されたものだ。


狩勝ポッポの道起点
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新得駅から北へ約1km地点にあるSL広場。

昔、同僚に教えてもらった美味しいカツサンドが食べられる店が近くにあり、
このSLを見ながら食べた思い出があるが当時は全く鉄道に興味が無かったので、
カツサンドが美味かったことくらいしか憶えていない。

狩勝ポッポの道は乗馬コースにもなっているらしいので、
馬に乗って廃線跡を辿るのも良いかも…体験乗馬しか経験無いけど。


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川崎の工場探訪 - 1

羽田空港からタクシーで浮島バスターミナルへ。
空港をタクシーで出るのは初めてでしたが何とかなりました。
運転手さんには、木更津へ帰るのかい?と聞かれましたので
正直に答えたところ、へえ。と…別に珍しくもないようでした。
ちなみにタクシー代は2,290円(うちETC500円)です。

首都高湾岸線を走ったのも初めてでしたし、
今回ご案内いただきましたお二方にお会いするのも初めてで、
(最初から最後まですっかりお世話になりました(笑))
初めてづくしで心地よい緊張状態だったことを覚えています。


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最初からカッコ良く撮ろうなんて思わず、
思いつきで寄ってみたり引いてみたり。

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初めての京浜工業地帯に圧倒されて、というか…
事前にシミュレーションしていたのと全然違って(笑)いて、
・どこをどう撮ったら良いのか
・画角がどうなっているのかわからない
・フォーカスが迷子になる
ので、多少パニックになってしまいました。
おまけに試し撮りのつもりで設定した絞り値のまま
しばらく撮り続けていたことに途中で気づき、また慌てる始末。

でも良いんです。
大変有意義で非常に勉強になり心の底から楽しい夜だったので。

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写心~ウツスココロ~ 川貴 さん
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自分、豆柴ですから… たまのめぐみ さん

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川崎の工場探訪 - 2

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ここに初めて来てみて、全く臭わないことに驚きました。
大規模工場地帯ということである程度の臭いは覚悟していましたが、
規制も対策もきちんとしているんですね。

ちなみに地元の工場は小さいながらも悪臭は酷いです。
それでも最近はマシになったようですが。

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結構なレタッチというか修復作業というか、それはそれで楽しかったり。

現場では撮れたと思っても家に帰ってパソコンのモニタで大きく見るまでは
当たりか・ハズレか、好みか・そうでないか、は、わからない。
帰ってからのお楽しみ的な要素もあり。。。工場撮影は楽しいです(^^

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写心~ウツスココロ~ 川貴 さん
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川崎の工場探訪 - 3

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川崎の工場夜景、
最後に見たこの白い光の工場が一番のお気に入りとなりました。
白い光のせいかとても無機質な印象で、私好みでした。

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今思えばもっと引いたものも撮っておきたかったけど、
それは次回の楽しみにするとして。

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やはり配管鉄骨階段ウネウネが好みなので、
どうしても寄ってしまいます。

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今回の工場夜景撮影に使ったのは55-300mm望遠レンズでした。
ここにまた来るときにはこう撮りたいなどいろいろありますが、
その前に、、、
標準ズームの感覚で絞りを決めているようではいけませんね(笑)
望遠側の浅い被写界深度と工場の大きさ(距離の差)、
この辺りの対応をちゃんと身につけておきたいところです。と反省。


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売地にあるトーチカ

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釧路市内にある、大楽毛南トーチカ。

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このトーチカのある土地の一角には『売地』の看板がある。

調べてみると83.79坪で坪単価0.95万の価格80万、という情報がヒット。(2013/11現在)
この情報と地図上とは若干地番が違うので断定することは出来ないが、
住居表示の地番と登記簿上の地番は合致しないことはよくあるし、
土地を紹介する写真にこのトーチカが写り込んでいるので多分間違いないかと…
でもやっぱり不動産会社も違っているので微妙かも。

もし売られているのなら、の話。
これまで道東に現存するトーチカをいくつか見てきたが、
「放置されているもの」「漁具や農具などの格納庫として転用されているもの」
「整備のうえ入口を塞がれ保存されているもの」などはあっても、
「売地となっている」トーチカは珍しいのかも知れない。

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建造から68年が経過し、外壁はコンクリート白華が激しく出ているものの
内部は意外と綺麗に見える。

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今でこそ剥き出しのトーチカですが、建造当時はカモフラージュが施され、
この辺りにも多数のものがあった、と言われています。
海岸線から離れていてしかも銃眼が海の方を向いていないのはきっと、
他に多数あったトーチカとの兼ね合いでこうなった(ものが残った)だけかも知れません。

北海道のトーチカは太平洋戦争末期(1945年)、
旭川の旧日本軍第七師団が本土攻撃に備え十勝から根室にかけて連合軍の上陸地点を想定し、
敵上陸部隊に対し後方で待機している機動打撃部隊を送り込むまで水際陣地で拘束し
時間を稼ぐために急ごしらえ的に設置したもので、未だかなりの数が残っております。

釧路市内に現存するトーチカは「釧路『負の遺産』を守る会」様によると『5基』だそうで、
場所については「釧路SOE研究所」様サイトの特火点レポートを参考にさせていただき、
市内5箇所のトーチカの場所は恐らく全て把握しているかと思いますが…
図書館に行って郷土資料室に確認しても素人がわかるような資料も無く、
どこをもって5基とするかは私自身よくわかってません。

恐らくですが、下記の5基ではないかと思っています。
・「大楽毛南トーチカ」…当記事。住宅地真っ只中。
・「阿寒川沿いトーチカ(大楽毛)」…煉瓦製。阿寒川河口近く。
・「新富士トーチカ」…近日探索の予定。
・「桜ヶ岡トーチカ」…丘の上に2基、トーチカ??
(「すずらん団地」で2010年に土中から発見されたものはトーチカではないようなので除外。)
中でも桜ヶ岡のものに関しては、釧路根室十勝地方の他トーチカに比べると異質で、
かなり大型で銃眼も無く(塞がれた?)、トーチカとする根拠を調べている最中です。
「興津の断崖に配備した迎撃用銃座に司令を下す前線基地だったのではないか」
とも言われているようですが、更に掩体壕だったという情報もあって謎だらけです。
掩体壕と言えば飛行機を格納するための蒲鉾型の形状のものだと思っていましたが、
有蓋のものだけでなく無蓋のものもあり、いろんな種類があるので何ともわかりません。

関連するタグ : 特火点 トーチカ 戦跡
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雄別探索 - 選炭場付近

これまで何度かお邪魔している雄別地区ですが、
今回は探索範囲を拡大し、奥地の遺構を探しに行ってきました。

まずはお気に入りの選炭場付近へと寄り道。

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坑木運搬トロッコの土台。

※当時の地図でも持っていれば良いのですが、
何にも無いのでいつも 雄別の歴史 様を参考にさせて戴いてます。


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ひと通り選炭場の見学を終えたので、
次は小学校跡の基礎を探しに行ってみます。

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