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壁だけじゃなかった選炭場

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厚岸町上尾幌に今も残る、選炭場跡。

前回は場所の特定で終わっているので草木が枯れ足元が見える季節を待ち、再訪問する。

と言うのも炭砿跡では穴や沼が思いも寄らない所にあり、草木に覆われると自然の落とし穴、
慣れた場所ならともかく未知の場所で足元が見えない、というのは致命的だからであり、
単純にこの時期のほうが遺構が見え易いため痕跡の探索には向いている、ということでもある。

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壁の裏側に回ってみたが、特に何も無い。
山と一体化しているように見えるが、もとの形がわからないので想像も出来ない。

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手元の資料には『選炭場』としか書いていなかったが、
厚岸町の資料によると『上村炭鉱選炭場』とのことだった。

上村炭鉱については北海道新聞の見出しを見ると、活躍した時期が推測出来る。
 1961(昭和36)年3月30日夕刊『上村鉱業で新発足 事業閉鎖の日東炭鉱(厚岸)』
 1964(昭和39)年11月2日朝刊『17年の歴史閉じる 上村炭鉱厚岸鉱全員一致で閉山式(厚岸)』

もしかしたらその前の別の経営者の選炭場だったのかも知れないが、
大正時代の地図で旭炭山となっていたこの場所、経営が目まぐるしく替わった結果、
最後は上村鉱業だったということになるのだろうか。


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選炭場の壁から離れ、周辺を探してみる。

少し離れた場所にも何らかの設備があった痕跡をいくつも発見した。

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大きめの沼もあったが…夏場に来なくて良かった。


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この辺りはズリ捨て場だったのだろうか。


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足元に石炭が落ちている。


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このボコボコした小山は全てズリのようだ。


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錆びついた一斗缶。


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錆びついた門扉かな。


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沼、水溜りの類はいくつもある。


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これは煉瓦だろうか?


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夏場には気が付かなかったが、林道の路面には細かく砕かれた煉瓦のような物が。

この辺りに煉瓦の建物があったのだろうか。


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この日、いつも閉まっている林道ゲートの門が開いていましたが、
車両規制の林道なのでこのゲートを車で通過することはしてません。
また、10月~12月は狩猟に係る銃猟入林禁止区域となります。
この期間の入林はご遠慮下さいと謳われていますが、
絶対に入らないほうが身のためです。
どうしてもというのなら目立つ服装で誤射されないように気をつけましょう。

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蓮花沢橋梁

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国道392号沿いにある白糠線の遺構、蓮花沢橋梁。

柵が設けてあるのは、近くにある茶路小中学校の通学路だからか。



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プレートによると竣功は1958(昭和33)年12月。

白糠線開業の昭和39年より6年前になる。



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刻印を見ると、こちら白糠側は『1958-7』となっているのに対して、

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こちら北進側の刻印は『1958-6』。

北進側の橋脚が先に完成していたようだ。



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ちなみにこの蓮花沢橋梁、
国道沿いにあるためGoogleストリートビューでもバッチリ見ることが出来る。



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橋の上に乗って、共栄仮乗降場のほうを見る。

既にレールは無いが、草の生え方(枯れ方)がレールの面影を感じさせる。

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第7茶路川橋梁

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観渓橋から見る白糠線の橋梁。

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この橋を辿って行けば、縫別トンネルに行けるはず…

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橋には枕木がすごく残っている。

行こうと思えば保線用の通路を歩いて行けそうだったが、

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やっぱり怖いのでやめておいた。

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当初の目的は縫別トンネルへの到達でした。

縫別駅跡~観渓橋間を走る農道から牧草地を通過して行けば良さそうでしたが、
その辺りの情報、及び、あわよくば牧草地通過の許可をもらおうと、
地元の方を探して何度も往復してみましたが結局誰にも会えず終いでした。

道東自動車道が完成すれば浦幌・白糠間が高速で繋がり、
鹿だらけでウネウネの国道392を利用する機会も激減することでしょう。

そうなると、今も多数残る白糠線の橋梁はますます自然に還って行くかも知れません。


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ちなみに道東自動車道の予定ですが、
平成26年、浦幌IC~白糠IC間(26km)開通、
平成27年、白糠IC~阿寒IC間(14km)及び、釧路IC~釧路東IC間(10km)開通、
平成28年、釧路IC~別保IC間(7km)開通、
肝心の阿寒IC~釧路IC間(17km)は未定のようです。

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孤独に負けない!尺別探索 その1

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尺別炭砿跡地へ向かう道路の近くにあった、お洒落な模様の橋脚。
炭砿とは全く関係はないが、模様が花札みたいで気に入った。
恐らく廃棄物最終処分場のある舗装林道キナシベツ線のものだと思う。


で、それは置いといて尺別炭山、実はあまり奥地へ入ったことがない私にとっては、
未だ見ぬ遺構が多数存在する宝の山であり、魅力的な、しかし怖い場所でもある。

奥地へ入って行けない理由としては主に三つある。
・遺構が集中する場所が尺別川の向こうにある
・夏場はジャングルになるため探索可能期間が限定されている
・見通しが良くなる時期にはもれなく居るであろう、熊 or ハンターの恐怖
と言うのもここの炭砿跡、
遺構が集中する場所が道路を挟んで尺別川の対岸にあるため、
【道路から離れ川を渡る→世間からの隔絶感増大→一人じゃ怖くて長時間居られない】
そんな精神面の理由で、私にとっては謎の多い存在となっていたりする。


目的は、尺浦隧道の坑口(場所は知らない)であったが、
結論から言うと今回もまた果たすことは出来なかった。


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新しい発見を求め、いつも素通りしていた場所から川に降りてみた。
何かは全くわからないが、そう年代物でもなさそうなゴミが散乱していた。


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この辺り、足元には落ち葉に混じった細かな石炭が、ズリだろうか。


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選炭機のある尺別炭山駅周辺まではまだ距離があるが早々と対岸へ、
川を渡ってみたが足場が悪く、ここからでは上陸は無理そうだ。

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仕方なくいつもの場所から川を渡り、選炭場付近に到着。

夏場、草木に阻まれて拝むことが出来なかった遺構たちを探しに。

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足元を見ると、たくさんの石炭が転がっていたことに気づく。

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孤独に負けない!尺別探索 その2

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山の斜面一杯に設置された、要塞とも言われる尺別の選炭機。
尺別川を越えてここまで来たのは今回で2回目になる。

夏場には草木に埋もれて見れなかった足元が今は良く見えるが、
この季節でも枯れ木が嫌というほど林立するため、
斜面に拡がる要塞選炭機の全体像を写真に収めることは難しい。
と言うか、尺浦隧道を探す目的があったのであまり試行錯誤していない。

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尺浦隧道は多分この選炭機、この斜面の向こうにある。
ここを登ってみるつもりだが、もう少し選炭場の周辺を探索。

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これは現在の尺別炭山駅跡。
2003年頃(過去記事、川の反対側より) にはまだかろうじて立っていた。

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孤独に負けない!尺別探索 その3

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何だか良くわからないけどカッコイイ遺構を越えて、少し登ってみることに。


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ベルトコンベアが通っていたらしいトンネル、この向こう側を見てみたい。


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裏から見てもカッコイイ遺構を見下ろす。


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斜面を登ろうとしたが思ったよりも急角度、おまけに前日雨が降ったのか滑る。

それでも降りることを考えなければ行けたとは思うが、それは最終手段として、
先ずは他の道を探してみることにする。

草ボウボウの夏場訪問時にはこの辺りしか見られなかったので丁度良い、
探索がてら上へと続く道、というか、登りやすそうな斜面を探してみることにした。

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孤独に負けない!尺別探索 その4

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滑り落ちないよう気をつけながら降りる。

こうして見ると結構な高さだ。



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錆びたトタンが散らばって、枯れ葉と同化している。

ここにはどんな設備があったのか。気になる。



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ふと見上げると、ホッパー。



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素敵だ。



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これは上から見てみないと、と一層登りたい気持ちが高まる。



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周りは良く見ると遺構だらけだ。



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選炭機周辺にはたくさんの遺構があった。



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斜面一帯に拡がる選炭場は、まさに要塞だ。

その要塞をものともせず、コンクリートを突き破る木々。



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ベルトコンベア?ゴムは劣化しながらも遺っている。

夏場に来た時とは比べ物にならないくらい、たくさんの遺構たちと出会った。

気がつけば、日が傾き始めている。



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山の上へと続く道(の面影)を発見し、上の世界へ到着。

林の奥に何かが見える。

ここまでの行き方がわかったのは収穫だったが、そろそろ心細くなってきた。


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孤独に負けない!尺別探索 その5

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選炭機の向こう側へ行けそうな道を登ったところ。

林の中に見えた建物の反対側にある、何かの遺構。

夕暮れ近し、急ぐ。



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林の中の建物は、どうやら原炭ポケットのようだ。

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隣には何かの基礎跡。



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写真で見たことはあったが、こんな場所だったとは。

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この先、選炭機の頂上を歩き、更に進むと尺浦隧道の坑口がある…

と、予測しているが、確かめるには時間が足りないような気がしてきた。

どこまで行けるか、仮に行けたとしても、
行って戻ってまた川を渡って、歩いて車まで戻る頃には暗くなる。

そんなことを考えてると、だんだんヘタレてきたのでここが限界かな。

実は今回、川を渡る前に熊の足跡らしきものをみつけていたが、
ここへ来てそれが精神的に効いてきたようで。もう帰る。

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孤独に負けない!尺別探索 その6

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再訪を誓い、後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去る。

この原炭ポケット、内部に入れそうなので今度来た時には中を見てみようと思う。



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下山。帰りはなるべく道の跡を辿ってみる。

と言っても獣道程度に続くだけで、徒歩道か鉄道跡かはわからない。

地図を見ると索道もあったようだが、少なくとも鉄道ではなさそう。

道の上には碍子が落ちていたので、電柱があったのかも知れない。



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少しだけ開けた場所には鉄管が露出している。



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そして、傾きながらもドラム缶が倒れずに佇んでいた。



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擁壁、と言うより土留が続いている場所に出た。

道路のためのものか、建物のためのものか、次回じっくり観察しよう。



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川に足を落としながらもなんとか渡り、車が通れる道に戻ってきた。

長靴を忘れたのが痛い。


この画像の轍は私の車によるもので、一旦この先まで入って行ったものの、

酷い泥濘があり進むのを断念、車を置けるスペースまで引き返したときのタイヤ痕だ。

こんな誰も来ないような道路でも、道の真ん中に車を置くわけにはいかない。


ちなみに熊の足跡らしきものは、

この画像真ん中より少し上の辺り、地面が荒れている部分にあった。

さほど新しいものでは無いようだったが、精神的には良くない。



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靴下以外は無事、車まで戻って来れた。

このFIT(HYBRID)RS、既にスタッドレスタイヤに交換済みであり、

夏用16インチ→14インチと2インチもダウンしたせいで車高が通常より低い。

しかもFWD車、こんな林道には全く向いてないがそういうのが好きだから仕方ない。

それどころか雪道にも向いてないかも知れないが、道東は雪が少ないので未だ不明。



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尺別給油所前にて、

ドライブのお供、Perfumeを聴きながら脱いだ靴下を絞っていると、猫が。

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黒猫だ。

ここで動物を見るのは珍しい、というよりシカ以外は初めてだ。

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声をかけると止まってくれたが、私には興味が無さそうだった。



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