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羽幌炭鉱探索記 - 2


立坑櫓へ到着


K5_A8757.jpg
歩いてる最中に雪が降りだして焦ったりしましたが、なんとか到着。
スノーシュー履いてても雪に埋まるので、一歩一歩が重くて疲れちゃった。


K5_A9044.jpg
足元の溝というか窪みというか、穴に落ちないよう慎重に歩を進めます。


K5_A9047.jpg
ピンクの鉄骨が見えてきました。


K5_A8767.jpg
立派な立坑ケージ…ここまでの疲れも吹き飛びます。


K5_A8772.jpg
「あぶない!ガスがもれている!マッチ一本で爆発!」
という物騒な注意書き看板が立てかけられています。


K5_A8775.jpg
最上階までこのエレベーターで…って今はもう動きませんが。


K5_A9050.jpg
最上階へは階段を、このとても錆びた階段で行くしか無いのです。


最上階を目指して


K5_A8758.jpg
最上階へと繋がる階段は、ご覧のとおりすっかり錆びています。
ステップの錆びもさることながら、階段を支えている鉄材までも錆びています。
そのような状態ですので、この階段を上るなんていう行為は大変危険で愚かなこと。
今回はたまたま無事だっただけで…今のところ、また上るなんて考えられません。

危険ポイントはいくつかありますが、特に1F~2F間と4F~5F間の階段ですね。
階段以外でも、屋上に出たときに方向を間違えば高さ40mのタワーから転落します。

K5_A8776.jpg
では、細心の注意を払いながら上を目指します。
自然とツェッペリンのStairway to Heavenが頭の中で流れ出します(笑)


K5_A8781.jpg
手摺の脚部が錆で欠損しグラグラするので、手摺に頼ることは出来ません。


K5_A8784.jpg
乗ると踏み抜きそうな状態の場所が何箇所か存在します。


K5_A9034.jpg
振り返って…


K5_A9030.jpg
今回は、羽幌に詳しい勇者と、人間離れの師匠が一緒だったから上れたワケで。
こんな階段、普通の一般人である私一人だったら絶対に上りません。


K5_A8800.jpg
2Fへ到着。
ケージの下から1Fが見えます。高さ推定8メートルくらいで落ちると大変。


K5_A8805.jpg
大きな歯車や操縦席付きの機械などがあります。


K5_A8808.jpg
蓋…ケージが上下するときは開くんでしょうか。
迂闊にこの上に乗って間違ってでも開いたら下まで直行ですね。


K5_A8811.jpg
何やらアナログな機械です。


K5_A8815.jpg
何が何やらよくわかりませんが、兎に角足元に注意です。


K5_A8821.jpg
この辺から3Fの写真かな?途中の階段を撮ってなかったので自信ありませんw


K5_A8832.jpg
ちなみに各フロアは立坑ケージ周辺以外光が入らないので真っ暗です。


K5_A8833.jpg
やはり何が何だかわかりませんが、こんな感じです。


K5_A8839.jpg
これは4Fだったかな?ここから最上階である5Fへ続く階段が超危険なのです。


つづく


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羽幌炭鉱探索記 - 3


途中のフロアはだいぶ端折りましたが、、、最後の階段です。
下から見ると、

K5_A9029.jpg
4F~5Fへ続く階段はなんと、数本の木材で支えられています。
噂によるとこの階段は一度落ちたらしく、一時期は最上階への到達が不可能だったようで。
有志の方々(どなたかは知りませんが)による補修でこうなっているとか。に、しても、、、
階段をここまで錆させるくらいの水分、木材を腐敗させるのは時間の問題。
ただでさえステップも支柱も錆びてる階段、重量に対して頼りない木材の支え。
何よりも一度は落ちたという実績。。。

上から見ると、

K5_A9016.jpg
こんな感じになってます。
結局は大丈夫だったということになりますが、いつ限界を越えるかは全く想像出来ず、
今回は、、、たまたま無事だっただけということでしょう。


K5_A9015.jpg
そんなわけで最上階です。


最上階に到達



K5_A8847.jpg
最後の階段を上ると目の前に現れる小部屋です。


K5_A8853.jpg
立坑信号表、昭和40年2月の日付。
人巻時運転心得、手動運転時心得…ケージの運転室でしょうかね。
詳しいことはサッパリです。


K5_A8854.jpg
壁を見ると、、、落書きがあるじゃあないですか。わざわざこんなところにまで。


K5_A8868.jpg
立坑捲上機分解工具掛。工具はありません。


K5_A8877.jpg
ロッカーに残された物。


K5_A8869.jpg
認可証とロープの仕様がありました。
メインロープは名稱(名称)「フラット形コンセントリックロープ」
テールロープは「フラットロープ16本線4より8本並べダブル編み」
読んでみましたがやっぱりさっぱりわかりません。


K5_A8859.jpg
これがこの建物の心臓部…ですよね?


K5_A8842.jpg
巨大な巻上機とたくさんの計器がついた制御盤。


K5_A8882.jpg
書き忘れてましたが、最上階はガラスの無い窓がたくさんあるのでとても明るいのです。


K5_A8872.jpg
あの階段の錆は、そのガラスの無い窓から入ってきた雨や雪のせいでしょうね。


K5_A8860.jpg
頭上には移動式のクレーン。
クレーンについている、やけに綺麗な青い看板が目を引きます。


K5_A8863.jpg
最上階のエレベーターには、▽①②③④⑤△のランプと呼ボタンが残ってました。

エレベーターの向こうに見える梯子を上ると、5.5階→屋上へと続きます。


つづく


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羽幌炭鉱探索記 - 4


「5.5階」という表現はどうかわかりませんが、
5階から屋上までの間には、クレーンの運転室らしき小部屋や
メンテナンス用かと思われるいつくかの通路があり、
それらは鉄製の梯子で連絡されています。


K5_A8890.jpg
クレーンの運転室らしき小部屋。


K5_A8919.jpg
これはクレーン。


K5_A8914.jpg
フックがぶら下がっています。


K5_A8889.jpg
小部屋の中には錆びた機械が。


K5_A8896.jpg
ロープ履歴?と書いたものが壁にあります。


K5_A8895.jpg
足元には転がる木箱。
木箱の漢字をなんとなく読み取ると、『中国貴州茅台酒』?

茅台(マオタイ)酒はwikiによると、
「中華人民共和国貴州省特産の高粱(カオリャン)を主原料とする蒸留酒」
なんだそうです。
ようは酒が入ってた木箱なんですねw
その下にある漢字は見当もつきませんでした。


K5_A8901.jpg
割れていながらもしっかりと残る、硝子。


K5_A8903.jpg
運転室の窓からは、5階フロアを見おろすことが出来ます。

小部屋を出て、クレーンのメンテナンス用っぽい通路へ。

K5_A8931.jpg
住友機械と書いた看板だけ、まるでペンキ塗りたてのように綺麗です。


K5_A8934.jpg
10tクレーンなんですね。


K5_A8937.jpg
クレーンの高さまで上りました。


K5_A8943.jpg
クレーン移動のためのレールが見えます。

ちなみにこの場所、後ろは硝子の無い窓際で、、、

K5_A8950.jpg
振り返るとこんな景色が。

望遠で撮ったので高さがわかり辛いですが、地上40mです。
見おろすとキン○マがきゅーっとなりますw

というわけで、最後の梯子を上るといよいよ屋上なんですが。。。
最後の梯子、というか屋上への連絡口は非常に狭く、
体ギリギリの広さで窮屈な姿勢を強いられるうえ、
屋上へ出る時に方向を間違えると地面まで一直線となってしまいます。

階段も危険ですが、屋上にも危険なトラップがあるわけで。
何度も言いますが、今回は羽幌のスペシャリストが一緒だからこそ無事だったわけで。


タワー制覇


最後のトラップを乗り越え、屋上へ。

K5_A8956.jpg
これが屋上との連絡口。
間違えて写真奥の方向に出てしまうと、落ちます。


K5_A8963.jpg
匍匐の姿勢で真上から羽幌のマークを撮ってみました。


K5_A8965.jpg
ここから選炭場が見えますね。


GGL02.jpg
Googleさんの航空写真を見るとこんな感じ。
なんとなくタワーの高さも想像出来ますよね?


K5_A8988.jpg
屋上に積もっていた雪のせいで単なる雪原に見えますが、屋上です。
天気も良く、探索仲間と屋上をじっくり堪能することが出来ました。
今度はコーヒーでも淹れて…
っていうか当分の間、タワーに上りたいとは思わないですw


K5_A9007.jpg
さて。下界へ戻ることにします。


つづく


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羽幌炭鉱探索記 - 5


最大の難関と思われる立坑タワーの探索を終え、再び錆びた階段を降りてきました。
当然、あの錆びた階段ですから下りるときも慎重に一人ずつゆっくりと。
1Fの操車場まで辿り着いた時、やっと緊張から解き放たれました。

数100m地下の水平坑道まで人員や物資を運ぶためのケージ、
そのケージのための地上40mのタワー。

タワーで既にお腹いっぱいになりましたが、
羽幌本坑はこれだけじゃない、というかこれからが見所だと思います。

と言うわけでまずは立坑に付帯している、正式名称は知りませんが、
安全灯室や浴場・繰り込み所などがある立坑事務所へと向かいます。



K5_A9068.jpg
出坑口を抜けると、事務所のほうへと続きますが…


K5_A9056.jpg
…その前に、隣にあった小部屋へ寄り道。


K5_A9059.jpg
棚の上に、何か全くわかりませんが、昔の電池?なのかな?が置かれていました。


立坑事務所


K5_A9077.jpg
まずトイレ。
出坑口からすぐのところにありました。


K5_A9080.jpg
小便器。4人並んで用を足せます。
今はこういう形のものは見かけなくなりましたね。


K5_A9083.jpg
個室に大便器も残っていました。


K5_A9086.jpg
普通の洗面台です。

それでは事務所のほうへ。


K5_A9120.jpg
「機電課」 「砿務課」 と書いた部屋。


K5_A9125.jpg
受付カウンターのような、机がズラーっと並びます。
ちなみに、最初の出坑口は写真右奥の方向です。


K5_A9128.jpg
天井は一部残っていて、いつ落ちてくるかわかりません。


K5_A9092.jpg
長いコンクリート鍾乳石が年月を感じさせます。


K5_A9131.jpg
奥には湯沸室。


K5_A9132.jpg
給水湯管らしきものが残っていますが、焜炉で湯を沸かしていたのか、
それとも湯沸器が設置されていたのかはわかりません。


K5_A9144.jpg
これは対面の部屋だったかな?


K5_A9140.jpg
ウロウロしてたのでわかりませんが、硝子が残っていますね。


つづく


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プロフィール

シゲゾウ

Author:シゲゾウ
廃物件探索業協会 道東支部長

主に北海道の鉱山・炭鉱遺産・廃線跡など産業遺産系廃墟やトーチカなどの軍事遺構、その他無人駅・文化財・秘境などなど気まぐれに写真を撮っています。夜景も好き。


[注意事項]
遺構についての説明は個人が趣味の範囲で調べたものですので、必ずしも正確なものではありません。間違いがあればご指摘戴けたら幸いに思います。
また、当ブログで熊などが生息している危険な場所を扱うことがありますが、探索を推奨するものではありません。というか、むしろ行くべきではないと思います。突然の穴、崩壊、地すべり、いくら慎重に行動しても事故等の可能性は無くなりません。当ブログを見て何らかのトラブルに巻き込まれても当方は一切責任を負いません。
お約束ですが画像の無断使用はお断りします。リンクに関しては特に制限御座いません。

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