探索日和 ≒ 探索の痕跡

ひがし北海道在住の管理人が巡る、炭鉱跡・戦争遺跡・工場夜景などの探索系写真ブログ

由良要塞 機関室と電灯所

4 Comments
しげ@ぼうけんか

崩落していた海軍由良水雷隊の隧道付近には、機関室跡とも発電所跡とも言われる遺構があります。

いつものことですが、詳しいことは全然知らないですw

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遺構全景。



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崖上まで水路のようなものが続いてましたが、上水・工業・発電などの用水路?魚雷関連??



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機関室だか発電所だかを横から見た図ですが、レンガ積みと斜面の石積みが良い感じっす。



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第一印象は「炉」ですが、発電所だとすると火力?

発電所の規模感がどんなものなのかは見当もつきませんが、サーチライト用の電力を造っていたのかな?

国土交通省関東地方整備局のサイトにあった第三海堡「電灯所」のウェブページには、

『明治時代の探照灯(現在のサーチライト)は、操縦桿によって水平から俯仰、左右に手で動かしたようです。発電は機関舎にボイラー・スチームエンジンを据付け、発電機で発電し、探照灯までケーブルで通電しました。
 常時探照灯は地下の電灯井に格納し、有事の際には、探照灯を電灯座に載せ昇降機で引き揚げて使用していました。第三海堡では探照灯を台車に乗せたまま、照明所に運搬するために用いたと思われる軌条(レール)も確認されました。』

という説明があったので、探照灯のために発電所を備えるというのは、明治期では一般的だったのでしょうかね?



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「炉」の裏側の図。井戸のような煙突のようなものと接続しています。



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上から覗いてみると、

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こんな感じで、レンガの”円”は美しいっすね。。。



それでは電灯所に向かいます。

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藪漕ぎをしながら海側へ向かって歩くこと数分、排水路らしき場所に出ます。

更に排水路を辿って行くと、今度は大量のレンガ。



そこからすぐ近くにレンガの坑門が。

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探照灯格納庫と言われるものです。が。排水路が直接ここに繋がっていたら中は水浸しですね、、、??

入ってすぐの天井には、発電所からのものかも知れないケーブルを止めていたような跡がありました。



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早速、隧道に突入です。



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先程の隧道と同じく右カーブしてますが、先程のようにジメッとした空気感は無く奥からは光が。



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10数メートルくらいかな、無事に隧道を抜けることが出来ました。



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外に出て振り返ると…坑門のアーチと隧道のアーチが妙な感じで重なってます。



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海の匂いと海の音が凄いな、、、と思ったら目の前が海でしたw

ここの場所まで、探照灯格納庫から電灯座に乗せてトロッコで運搬するものだったに違いないです。



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夕暮れが近くなって来たので戻ります。



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枕木とレールの跡が、しっかりと遺っていますね。



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コモリもゲジも便所コオロギも居なかったので、快適に往復出来ましたねw

坑門の上部にはプレートでもあったのか、跡が遺ってました。

というところで由良要塞、友ヶ島と深山地区の探索はこれにて終了です。


最後は南海でなんばまで戻り、お好み焼きとビールで乾杯というとても幸せな一日を過ごしましたw


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由良要塞 男良谷砲台と水雷隊遺構

2 Comments
しげ@ぼうけんか

深山第一砲台から再び旧軍道の山道を下ります。
15分くらいだったかな、深山第三砲台(男良谷砲台)に到着。
途中途中に謎の遺構があったりするのであっという間に到着します。

深山第三砲台には「男良谷砲台」という二つ名があるんですが、まず何と読むのかわかりませんw
ネットで調べても「おとこらたに」とか「おらのたに」とか「おらだに」とかいろいろですが、私は真ん中で呼んでます。
「男良谷」という名称は歴史的資料(下記)に記載がありますので、当時からその名前だったようです。地名だったのかな?

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これまでのようなレンガ造りではなく、コンクリートと石を削って仕上げたようです。
奥に続く道を辿ると海に出られる階段があるそうですが、今回は海側へは行きませんでした。



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砲座間の掩蔽部。弾薬庫だったようです。



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フォーカスがどこかに行ってますが、掩蔽部です。ここに砲弾を置いていたらしい。狭いです。



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第二砲座は砲床が確認出来ないくらい枯れ葉で覆われています。



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どこで撮ったのかわかりませんが、標石らしきものに 16 208 の数字。



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男良谷砲台のすぐ近くには海軍由良水雷隊の遺構があります。
砲台の北方に海軍の魚雷発射場、深山基地がありそこに行くための交通路らしいです。



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隧道の向こう側で落盤のため真っ暗ですが、床面に枕木の跡が続いています。トロッコで水雷を運んでいたようです。



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隧道は右カーブになっていて、カーブを曲がると右側面に何か見えてきました。蠢くものが。



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崩落現場をフラッシュで撮影してみますと…
ゲジゲジ・コウモリ・カマドウマ、の三点セットでいらっしゃいました!
撤退しますw



アジ歴に200分の1縮尺の資料がありました。

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JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C05110108400、第18号 男良谷水雷発射場図(防衛省防衛研究所)

断面図ですかね。
素人には良くわかりませんが、こういうものが今でも埋まってるかと思うとワクワクしますね。

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JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C05110108400、第18号 男良谷水雷発射場図(防衛省防衛研究所)



つづく
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由良要塞 深山第一砲台 - その2

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しげ@ぼうけんか

砲座間地下弾薬庫の前。

地上の光と掩蔽壕の闇…

光と闇のコントラスト。。。に、しばし見とれてしまいました(^^

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ガイドしてくれた Toshikazu.T さんによると、この写真、

右の壁に見える突起物は、砲弾を揚げるための簡易的な昇降機跡じゃないかとのこと。

道理でここの弾薬庫には揚弾井が無いワケです。



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再び砲座間の横墻下トンネル。



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第二砲座。



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地下の棲息掩蔽部。。。に降りるのは後回し。



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ここは…?

何だったのか忘れてしまったので、Toshikazu.Tさんの過去ログを確認すると、

どうやら「右翼観測所」のようです。



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ここは整備されておらず、自然の成すままに荒れてます。



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更に奥へ行ってみます。



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ここは、「臼砲を置いていた区画」のようです。

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ここも落ち葉だらけで自然のままです。



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棲息掩蔽部もありました。

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一応中は覗いたはずですが、、、写真撮るのを忘れたようです。



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先程見た通気孔の上部ですが、落ちないよう蓋されていますね。



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この丸く残っている遺構は何でしょうね。

確か第三砲座の近くだったような気がするので、左翼側観測所とか?



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第三砲座は一部崩壊しています。



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最後にまた地下空間を堪能。

北海道でこんなに立派な軍事遺構を見たことが無かったので、

暗闇の地下空間がもう楽しくて楽しくて仕方ありませんでしたw

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ただ…気をつけないと白漆喰が服についてしまうのでご注意を!


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