Category狩勝線 1/1
狩勝線 - 6.『狩勝ポッポの道起点』

官設鉄道十勝線(旧狩勝線)大カーブ。急勾配の狩勝峠を越えるため、落合から新得までは先頭で引く機関車に加え最後尾から押す機関車を連結していた。当時の記憶が残る方のお話によると、この大カーブで前後の機関車が見えたそうだ。狩勝ポッポの道終点、新内駅。当時のホームが残り、SLが展示されていた。周辺が鉄道公園のように整備され、意外と多くの人で賑わっていた廃駅。案内看板狩勝ポッポの道は、1979(昭和54)年まで狩勝実験...
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狩勝線 - 5.『新内隧道』

新内隧道の落合側。954メートルの狩勝隧道に対してこちらは124メートルと小さいトンネルではあるが、見応えではこちらの方が上だろうか。新得側には冒頭の看板も設置され、更に、内部には面白いものがあった。…が、その前にこの坑口のデザイン。凝った造りが当時のままに遺っており、色合いも素敵としか言い様が無いほどに味のあるトンネルである。数メートル先ですぐに土砂で塞がれているが、手前には先程述べた面白いもの=ヒカ...
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狩勝線 - 4.『狩勝隧道(新得側)とハエタタキ』

狩勝隧道の新得側。覗き込むとトンネル内で煉瓦が崩れているのが見える。全長954mの狩勝トンネル。枕木の数ほど犠牲者が出たと言われる狩勝隧道だが、常紋トンネルのようなオカルト話はあまり聞かない…知らないだけ??鉄道用の通信設備、通信・通話用ケーブルを繋ぐ電柱、通称『はえたたき』。見た目もはえたたき。複合ケーブルすら無かった時代(被覆なしの裸線?)、ひとつの通信拠点ごとに単線ケーブルを敷いていたらしく、技術...
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狩勝線 - 3.『狩勝隧道(落合側)』

落合駅-狩勝信号場-狩勝隧道-新内隧道-大カーブ築堤-新内駅-狩勝ポッポの道やっと狩勝隧道…落合から狩勝ポッポの道起点まで、旧線を辿った様子を載せていくつもりが、いろいろあってなかなか更新出来てません。この狩勝隧道は、狩勝信号場からすぐにありました。1901(明治34)年着工、1905(明治38)年完成のトンネル。蒸気機関車の排煙で煤けたトンネル内は、崩落した煉瓦、壁面の苔により派手な色彩を放つ。かつて緑のシート...
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狩勝線 - 2.『狩勝信号場』

狩勝信号場蒸気機関車への給水給炭施設として、1907(明治40)年に開設。周辺には駅員9家族、保線員21家族の30世帯が生活していた。往時の写真を見ると、ちょっとした集落を形成していたことがわかります。周辺には住宅基礎跡や崩れた煉瓦が至る所で確認出来ました。鉄道関係者だけの集落、保線への思い入れも強かったことでしょう。このプレートを読み取ると、 単相大型計器函 2B型 北海道電力規格 製造 昭和29(もしくは20)...
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狩勝線 - 1.『落合駅~狩勝信号場』

旧狩勝線1966(昭和41)年、根室本線の落合-新得間に新線が通ったため廃止となった路線。落合駅-狩勝信号場-新内駅-新得駅 という狩勝峠を越えるルートだったことから『狩勝線』と呼ばれた根室本線の旧線。旧線廃止後、新内-新得間で廃線を利用した実験線として活用される。1979(昭和54)年、狩勝実験線が廃止となる。落合第二号橋梁(第1下鹿渡橋梁) ←読めない落合駅をスタートしてすぐにあったコンクリート製の橋台。今回もひ...
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