別保炭鉱を探して - 2

8 Comments
しげ@ぼうけんか
太平洋炭礦別保坑
~概要~
 ・別保地区の開坑は明治時代
 ・大正 9年 太平洋炭礦発足後、本格的な採炭を開始
 ・昭和19年 国策により休坑(九州へ強制転換?)
 ・昭和21年 終戦後、再開する
 ・昭和24年 出炭が思わしくなく、閉山する

この施設は、閉山から50年以上経過した現在も釧路町の住宅地に残っています。

P1050132.jpg

手前に見えるものは金属製ゴミ収集ボックス。
人に聞いてやっと見つけた遺構ですが、近所の方々には見慣れたものでしょう。

航空写真・ネット・図書館・自分の足などで調べても結局わからず、
地元に住む方に教えていただきました。
 子供の頃の記憶だけど…
ということでしたが、この場所と坑口の場所、
昔は山の中が赤く燃えていたという場所なども教えて貰えました。
残念ながら火薬保管庫・馬車軌道のレールについては知らないとのことでした。

P1050128.jpg

住宅地だからなのか、この遺構にはきちんと看板がありましたが、
この場所が何かというものではなく、「危険につき立入禁止」
それだけでした。

P1050125.jpg

周りの住宅からの目が気になり、じっくり見ることもなんとなく憚られます。
まあ場所がわかっただけでも収穫でした。

この別保炭砿については、『北海道の産業遺産』というサイトで扱っており、
ここに残る坑口・運炭軌道・火薬保管庫を確認することが出来ました。
一体どうやって調べているのかは知りませんが、素晴らしいサイトです。



後日、この場所付近の航空写真を調べ、火薬庫跡らしい「影」をみつけました。
火薬庫「影」の緯度・経度、
住人に聞いた坑口と赤く燃えていたという場所、
これらを地図アプリに登録し、
GPSを使用しての探索を二度行いましたが、未だに探し当てられておりません。

以下は、その時の記録です。
火薬庫の影はこの遺構からすぐ近くでしたが、山の逆側から目指すことにしました。



【火薬庫の影を目指し、登山開始】
P1050158.jpg



【足元に石炭を発見。期待が膨らむ】
P1050159.jpg



【煉瓦の残骸】
P1050162.jpg



【粉々になった煉瓦】
P1050173.jpg



【整地されていた場所】
P1050168.jpg



【赤く燃えていたという場所のズリ】
P1050169.jpg



【ズリから突き出るレール】
P1050170.jpg





GPSの示す場所を行ったり来たりしながら探索しましたが、

結局、壁だけが残る火薬保管庫も、坑口も、何も見つけられず仕舞いでした。


本当は、全て見つけてから記事にしようと思っていましたが…

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しげ@ぼうけんか
Posted byしげ@ぼうけんか

Comments 8

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ナルセ  

終戦直後の閉山であるのにもかかわらず、よく残っていますね。興味深く拝見しました。

2012/06/19 (Tue) 08:46 | EDIT | REPLY |   
犬山にゃん太郎  
こんばんは

こんな景色を見たら撮らないではいられないですが、
炭鉱跡だとわかると尚更ですねえ。
住宅地ってことは、僕が仮に子供だったら看板の字は見えても「探検」だなんていいつつ遊び場なりそうなくらい魅惑の場所です。

2012/06/20 (Wed) 00:18 | EDIT | REPLY |   
F090/S  
> ナルセ さま

こんばんは!
住宅地の周りは森林公園になっていて、
あまり開発が進んでいないからでしょうか。
住宅地じゃなければじっくり見れたのですが(^^

2012/06/20 (Wed) 20:47 | EDIT | REPLY |   
F090/S  
> 犬山にゃん太郎 さま

こんばんは!
私も子供だったら恐らく、基地にして遊んだことでしょう。

コンクリの廃色って魅力的ですよね~
炭砿跡と知らなければ単なる壁ですが(^^

2012/06/20 (Wed) 20:55 | EDIT | REPLY |   
ただそ  
こんばんは

写真の洗炭場から100mと離れていない場所に実家があります。

よくここら辺を探検と称して遊んでいたら、近所のおばさんにこっぴどく怒られたのを思い出しました。

もう少し東側にトンネルの跡があった記憶が。

小学校の時、小さかった自分でもかかんで入れないくらい埋もれていましたが。

2013/04/02 (Tue) 22:41 | EDIT | REPLY |   
F090/Shige  
> ただそ さま

はじめまして、コメントありがとうございます。

子供の頃のお話を聞かせていただけるのは、大変嬉しいです!
地元の方の情報では森林公園があったところに砿員社宅(?)があり、
そこから少し山側には坑口もあったと聞いたので、
自力で探してみようとちょっとした探検をした記録でした(笑)

ここにはトンネルもあったのですね。
ここから東側には少しひらけている場所があり、気になってはいましたが、
個人宅の敷地を通らなければ入って行けないようで、すっかり諦めております。

しかし私が探した火薬庫跡は炭砿を紹介するDVDにも出ているものなので、
恐らく役場か博物館辺りに問い合わせればわかりそうなものですが(^^

2013/04/03 (Wed) 00:45 | EDIT | REPLY |   
ただし  
おはようございます

ただそ、改めただしです(タイプミスしました)。

そうです。
東側のひらけた場所の奥にトンネルがありました。
東側のひらけた場所には住宅跡と思われる基礎が何カ所か残っていました。
選炭場の西側のズリ山で遊んだら、靴の中が石炭の粉で真っ黒になった事を思い出しました。

西側のズリ山〜選炭場の上〜東側のひらけた場所、と言ったカンジでよく探検をしたものです。

自分が別保に移り住んだのは30年前でして、その頃はまだほどんど家なんてなかったので、自由に行けたんですが・・・。

2013/04/03 (Wed) 07:38 | EDIT | REPLY |   
F090/Shige  
> ただし さま

こんばんは。
ただしさんですね、失礼しました(^^
当時のお話をありがとうございます!
30年前は学校付近にしか家が建ってなかったようですね。

その、ひらけた場所ですが、
個人宅敷地内を通るわけにもいかなかったので、
逆側・森林公園内の散策路から入って近くまでは行っております。
(途中、石炭がまだゴロゴロしているのを確認しました!)
が、ひらけた場所は鬱蒼とした森になっており遺構を見つけるのは困難に感じました。
でも住宅跡があったとのこと、もう一度探しに行ってみたいものです。

選炭場の上のほうにも設備があったのでしょうね。
ズリ山もこの辺と聞いてました。
選炭場の崖上には何らかのレンガ製建造物跡やレールが残っていました。

選炭場沿いの道路(昔の馬車軌道跡?)を走ると確認できますが、
そこに続いていたと思われる、崖をあがる旧道が今でも残って(るように見え)ました。
その道にも興味はありますが、
ここも個人宅敷地内を通らないと行けませんので
色々じっくり探索させてもらいたいところですが、
住宅街なのでウロウロして迷惑はかけられず、難しい状況です…
まあ、いつか機会が訪れるまで気長に待とうかと思っております(^^

2013/04/03 (Wed) 19:46 | EDIT | REPLY |   

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