意外に間近!三弦橋とダムカード

4 Comments
しげ@ぼうけんか
シューパロダム管理所から『日本最大の三弦トラス鉄道橋』を見ることが出来る、
という情報を、
ほぴすけの鳥撮り日記 hopisuke さんよりいただいたので、
早速夕張まで日帰りで見学に行ってきました。
管理所は今年の3月から一般車輌の乗り入れが可能となったようです。

K_5_9224.jpg

道東から約5時間の運転で夕張へ。ようやくダムが見えてきます。



K_5_9221.jpg

ちなみにシューパロダム管理事務所への道は未舗装でした。



K_5_9211.jpg

管理事務所横の駐車場に到着。いきなり三弦橋が見えます。
以前は道路沿いから遠巻きに横顔を見ただけでしたが、これはかなり近いかも。



K_5_9133.jpg

管理事務所下の駐車場へ続く道路を歩きながら見える三弦橋。
シューパロダムが完成すると水没するそうです。
数年前にその話を聞いた時はもう見納めなのかと思っていましたが、
再び、今度は見下ろすかたちで見ることが出来ました。

三弦橋 - Wikipedia

下夕張森林鉄道夕張岳線第一号橋梁、
要は大夕張営林署によって昭和初期に敷設された森林鉄道の鉄道橋で、
1958(昭和33)年に完成し、1963(昭和38)年の夕張岳線廃線まで活躍。
道路の整備が進み、木材の輸送は自動車を利用するようになって廃線。
結果、わずか5年ほどしか使われなかったようです。
まあ良くある話ですが、使われただけマシかも知れませんね。

この橋は世界的にも稀な構造のようで、
「四角錘を並べて頂点を結び、断面が二等辺三角形になる特異な形式のトラス橋」
だそうです。



K_5_9136.jpg

連なる四角錘。



K_5_9184l.jpg

まだ少し枕木が残っているようです。



K_5_9190l.jpg

今度こそ見納めかな~。現地凸でもしない限り、もう見に来ることも無いでしょう。



K_5_9195.jpg

シューパロダムが完成するとあの辺まで水が溜まる…ということはやっぱ水没。



spd.jpg

最後に管理所に立ち寄り、夕張南部の写真など展示物を見ていると、
お土産(?)にダムカードをくれました。
なんでも、密かなブームだそうです。



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しげ@ぼうけんか
Posted byしげ@ぼうけんか

Comments 4

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MK  

おじゃまします。特に廃墟、廃線が趣味というわけではありませんが、写真を拝見しているとその構造物の歴史とでもいうのでしょうか、感じられます。特にこの鉄橋は形も珍しくていいですね。

2014/05/30 (Fri) 03:12 | EDIT | REPLY |   
hopisuke  

こんばんは。

どれも素晴らしい写真で、この場所の空気が蘇ります。
今はもうすっかり水没しているようですね。
寂しいですが、hopisukeも最後に間近で見ることができて本当に良かったです。
大夕張地区は白金橋など水没してしまう場所も多いですが、
学校の碑やキリスケなどは移転しているようです。
自分が住んだわけでもないのに、故郷のような気がしてしまいます。

2014/05/30 (Fri) 22:20 | EDIT | REPLY |   
shige  
> MK さま

こんばんは!
廃線はともかく、廃墟にはこだわり(笑)がありまして、
昔は違ったのですが今は北海道の歴史に関わるもの以外に
ほとんど興味が無かったりしますので、
歴史を感じていただけたのなら嬉しいです、すごく。

2014/05/30 (Fri) 22:39 | EDIT | REPLY |   
shige  
> hopisuke さま

こんばんは~
水没する前にと思い慌てて見てきましたよ(笑)

この三弦橋を知ったのは『産業遺跡の旅』というかなり昔の本でした。
そして初めて本物を見たのは3年前、当時は全く夕張のことを知らなかった
(今もあまり詳しくないです)のでイマイチ理解出来てないまま
大夕張の森林鉄道保存会(だったかな?)に同行させて戴いて、
三弦橋・旭沢橋梁・陸軍が建造した橋梁など見学したのにピンと来なくて、
勿体無いことをしたという苦い思い出があります(^^

2014/05/30 (Fri) 22:58 | EDIT | REPLY |   

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